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沖縄・八重山の三線教室ブログ

三線の独特の音色は誰の心も癒してくれます

きあいそう節

今日は「きあいそう節」を紹介します。

きあいそう節

1 来合そうぬ内から 
  (きあいそうぬうつぃから) 
  ヤイサ
  選び取り女童 
  (いらびとぅりみやらび) 
  サーイランゾーサ
  カヌシャーマヤゥ
  トゥバラーマヤゥ

2 頭数内から 
  (つぃぶるぃかずぃうつぃから) 
  ヤイサ
  選び取り女童 
  (いらびとぅりみやらび) 
  サーイランゾーサ
  カヌシャーマヤゥ
  トゥバラーマヤゥ

3 河まぬ水だぎ 
  (かーらまぬみずぃだぎ) 
  ヤイサ
  湊まぬ潮だぎ 
  (みなとーまぬうすぃだぎ) 
  サーイランゾーサ
  カヌシャーマヤゥ
  トゥバラーマヤゥ

4 出でょうらばん我達二人 
  (いでょうらばんばーふたるぃ) 
  ヤイサ
  入りょうらばん我達二人 
  (いりょうらばんばーふたるぃ) 
  サーイランゾーサ
  カヌシャーマヤゥ
  トゥバラーマヤゥ

歌意

1 来合わせている娘たちの中から
  選んでください 好みの娘を

2 たくさんの娘たちの中から
  選んでください 好みの娘を

3 川の水のように
  湊の潮水のように

4 外に出るときも私たち二人は一緒
  家に入るときも私たち二人は一緒


琉球政府の頃、八重山(だけでなく他の地区もそうだったと思われます)では、
役人が地方や離島の村に赴任すると、身の回りの世話をする「賄い女」が選ばれ、
役人の任期中だけ「現地妻」の役割を強いられました。
「きあいそう節」は、この「賄い女」が選ばれる場面を赤裸々に描いた歌です。

1番と2番の歌詞では、娘たちを露骨に物扱いしていながら、3番と4番では、
役人と賄い女が「私たち二人はいつも一緒」と綺麗におさめてあります。

3番と4番は「役人の賄い女になることは、当時の若い女性にとって憧れであり
名誉なことで、この上なく幸せなことであった」という一説に沿った歌詞では
あるようです。
ただ、当時、選び取られた「賄い女」たちは本当にそう思っていたのでしょうか。

西表島

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